【Googleスプレッドシート活用術】SEQUENCE関数でカレンダーを自動生成する方法

【サムネイル】カレンダー自動生成 スプレッドシート

Googleスプレッドシートでシフト管理やスケジュールを作成するとき
毎月のカレンダーを手入力で作るのは手間がかかりますよね…


そんなときに便利なのが「SEQUENCE(シーケンス)関数」です!

この関数を使えば、月間カレンダーを日付付きで自動生成できます。

今回は、SEQUENCE関数を使って横に日付を展開する「月間カレンダー」の作成方法をご紹介します。

この記事で以下のことが学べます!

・SEQUENCE(シーケンス)関数の使い方
・Googleスプレッドシートでカレンダーを生成する方法
・自動で土日に色をつける(条件付き書式)

■ SEQUENCE関数って何?

そもそもSEQUENCE関数ってなんだ?ってとこからですよね(笑)

SEQUENCE関数は連続した数値や日付を自動で生成してくれる関数です。

文字列結合と組み合わせれば、No.1、 No.2、 No.3…といったようにナンバリングすることもできますよ!

SEQUENCE関数の使い方

=SEQUENCE(行数, 列数, 開始値, 増分)

・行数:何行分出力するか
・列数:何列分出力するか(右方向への展開)
・開始値:どこから始めるか(数値や日付)
・増分:どれだけ増やすか(省略すると1)

例1 – 1から100まで2列で表示 –

1から100まで2列で表示

例2 – No.1、 No.2、 No.3… –

No.1、 No.2、 No.3...

■ 横軸にカレンダーを生成する

早速ですがカレンダーを作る場合の使い方を解説します

たとえば、2025年6月1日から1週間の日付を横一列に並べたい場合、次のように入力します。

=SEQUENCE(1, 7, DATE(2025,6,1), 1)

1 行、7 列(横方向7日分)
・開始値 :DATE(2025,6,1)2025年6月1日
・増分は 1 → 日付を1日ずつ進める

これで、方向に6/1から6/7までの日付が自動で表示されます。

2025/6/1~2025/6/7

■ 各日付の曜日を自動生成する

日付の後ろに曜日をつけたい場合

=ARRAYFORMULA(TEXT(SEQUENCE(1, 7, DATE(2025,6,1), 1), "yyyy/m/d (ddd)"))
日付の後ろに曜日をつける

隣接した行or列に曜日をつけたい場合

=TEXT(セル,"ddd")

■ 実際のカレンダー形式に応用する

ここからは、SEQUENCE関数で月間カレンダーを作成する流れを紹介します。

【ステップ1】縦1行 + 横31列(A列~AE列)の表を作成する

縦1行横31列の表を作成

【ステップ2】カレンダーの日付を生成する

6月のカレンダー(6/1〜6/30)を「縦1行 + 横31列」で表示する場合:

=SEQUENCE(1, 31, DATE(2025,6,1), 1)

・縦1行 + 横31
・開始日:2025年6月1日
1日ずつ増加

SEQUENCE(1, 31, DATE(2025,6,1), 1)

書式がデフォルトだと日付ではなく5桁ぐらいの数字が表示される

書式がデフォルトだった場合の日付の表示

そのため、書式の変更をする

今回は日付のみを表示させたいので「カスタム数値形式」を使っていきます

1.日付を選択

日付の部分を選択

2.表示形式>数字>カスタム数値形式をクリック

表示形式 > 数字 > カスタム数値形式

3.ポップアップが表示されるので、テキストボックスに「d」と入力

カスタム数値形式で日付を正しく表示させる

【ステップ2】曜日をつける

1. 1日の下(A4)を選択

2. 以下のTEXT関数を入力する

=TEXT(A3, "ddd")
TEXT関数を使って曜日を出力する

3. 右方向に関数をコピーする

曜日を右方向にコピー

【ステップ3】土日を色分け(条件付き書式)

1. すべての日付と曜日を選択

表を全選択

2. メニューから「表示形式」→「条件付き書式」

表示形式 > 条件付き書式

3.書式ルールをカスタム数式に変更

書式ルールをカスタム数式に変更する

曜日ごとに条件を設定

土曜日列に対して:

=A$4="土"
土曜日に青色を付ける

日曜日列に対して:

=A$4="日"
日曜日に赤色を付ける

背景色を青や赤に設定すると、土日が一目でわかります。

■ 応用編:月を変えると自動で日付が変わるカレンダー

別セルに開始日(たとえばA12025/06/01)を入れたとき
6月のカレンダーが表示される

=SEQUENCE(1, 31, A1, 1)
2025/6/1を参照してカレンダーを変更

これの状態でA1「2025/07/01」に変えると、自動的に7月のカレンダーに変わります。

2025/7/1を参照してカレンダーを変更

■ まとめ

GoogleスプレッドシートのSEQUENCE関数を使えば、カレンダー作成がとても簡単になります。
手入力の手間を減らし、日付ミスも防げるので、業務スケジュールや個人の予定管理にもおすすめです。


関数のポイント:

機能関数例
日付の連続生成=SEQUENCE(1, 7, DATE(2025,6,1), 1)
曜日付きで表示=TEXT( , “m/d (ddd)”)
条件付き書式で色分け=WEEKDAY(セル)=1(日曜) / =7(土曜)

テンプレート化しておけば、来月以降もコピペで簡単に使えますよ。

当サイトではGoogleスプレッドシート、Excel、AIと表計算の組み合わせ等の便利な情報を発信しています!
当サイトをブックマークしていつでも遊んできてくださいね

それじゃまた他の記事でお会いしましょう

コメント

タイトルとURLをコピーしました