【スプレッドシート活用術】ガントチャートを徹底解説!業務管理能力をレベルアップ

ガントチャート徹底解説 スプレッドシート

はじめに

プロジェクトチームの進捗管理を任されて管理に困ったことはないですか?
タスクが多くなればなるほど頭を悩まされますよね…

そんな時にガントチャートでタスクを可視化して管理能力をアップしてみませんか?

今回はスプレッドシートで0からガントチャートを作成する方法を紹介します!
※Excel(Microsoft 365またはExcel 2021以降のバージョン)でも同じ機能があるので作れますよ!

この記事で以下のことが学べます!

・ガントチャートの作成方法
・データの入力規則、条件付き書式などの使い方
・SEQUENCE、TEXT、ANDなど関数の使い方

1. ガントチャートとは?

ガントチャートとは、タスクを横棒で可視化するスケジュール表です。

タスクの開始日、終了日、期間、進捗状況などを一目で確認できるため、プロジェクト管理でよく使われています。
Excelや専用ツールでも作成できますが、Googleスプレッドシートでも手軽に作れ、複数人でのリアルタイム共有や更新もスムーズです。

ガントチャート完成図

このように、カレンダー形式で横方向に日付を展開し、該当する日付に色を付けることでガントチャートを表現します。

2. スプレッドシートでのガントチャートの仕組み

この方法では、次の要素を組み合わせてガントチャートを作成します:

・SEQUENCE関数で日付の自動展開
・条件付き書式で「開始日〜終了日の間」を塗りつぶし
・必要に応じて土日や進捗率の色分けも可能

3. 作成手順(5ステップ)

ステップ①:タスク一覧を入力

必要な項目を入力します

今回は以下の項目を準備しました:

・タスク名
・担当者
・開始日
・終了日
・31日分の枠線
・年と月

ステップ②:開始日・終了日の入力

開始日・終了日の入力は日付形式で入力すれば入力が捗りますよ
カレンダー入力できる手順も解説します

完成例:

1. 開始日・終了日を入力するセルを選択

2. 上部メニューから「データ」 > 「データの入力規則」をクリック

3. 右側の設定画面から、条件を「有効な日付」に変更

ステップ③:横方向に日付を展開する

1. E2セル(日付)に次の数式を入力:

=SEQUENCE(1, 31, DATE(E1,G1,1), 1)

131列 → 横に2週間分の日付
・DATE(E1,G1,1) → 開始日:E1(2025)G1(6) 1
1 → 1日ずつ増やす

2. 書式がデフォルトだと以下のように5桁くらいの数字が表示されるので、書式を変更

3. 上部メニューの「表示形式」 > 「数字」 > 「カスタム数値形式」をクリック

4. 設定画面が表示されるので、「d」と入力して適用
 ※01,02,03と2桁で統一させたいなら「dd」と入力しましょう

ステップ④:日付の下に曜日を展開する

1. 1日の下のセルに次の数式を入力:

=TEXT(E2,"ddd")

2. 他の日付の下に数式をコピー

ステップ⑤:条件付き書式でバーを表示

1. ガントチャート部分(E4から右下)を選択

2. メニュー「表示形式」→「条件付き書式」をクリック

3. 右側の設定画面から書式ルールを「カスタム数式」にして次のように数式を入力:

=AND(E$2>=$C4, E$2<=$D4)

$C4(開始日)以降の日
$D4(終了日)以前の日
・上記2つの間の日にE$2(期間内色を付ける

4. 背景色を任意で設定

開始日〜終了日だけセルに色が付き、ガントチャートのバーのように表示されます

4. 応用テクニック

土日を色分けする

1. E列以降(日付エリア)のデータ内を選択し、条件付き書式設定ルールから次の数式を設定:

=E$3="土"

例:土曜日を青色

2. 次に日曜日の数式を設定:

=E$3="日"

例:日曜日を赤色

3. 条件付き書式設定ルールの順番を変える

土日の色を反映させたら以下のように、土日も稼働することになってしまいます…

ルールの順番を変更(左側にある3つの点を上下にドラッグ)したら、
土日にバーが表示されないようにできます

このルールの順番は上に行くほど優先順位が高くなります
例:オレンジよりも土日の色のほうが強い

作業状況を確認(列追加)

E列(状況)を追加して、未着手が残ってないか、期限過ぎているものが完了されていないかを確認する列を作っておけば、もっと管理がしやすくなりますよ!

5. まとめ

本記事ではGoogleスプレッドシートでガントチャートを作成する方法を解説しました。

以下の手順でSEQUENCE関数と条件付き書式だけで、柔軟なガントチャートが作成可能です。

1. タスク一覧を入力
2. 開始日・終了日の入力
3. 横方向に日付を展開する
4. 日付の下に曜日を展開する
5. 条件付き書式でバーを表示

関数のポイント:

要素使用例
横に日付を並べる=SEQUENCE(1, 31, DATE(E1,G1,1), 1)
期間内を色付け=AND(E$2>=$C4, E$2<=$D4)
曜日ごとの色分け=E$3=”土”

関数さえ覚えていれば、自由にカスタマイズできて、チームの運用スタイルにも合わせやすいのが魅力です。

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それじゃまた他の記事でお会いしましょう

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