はじめに
日々の業務お疲れ様です!こんにちは!
今回は、Googleスプレッドシートで他のスプレッドシートのデータを取り込むときにとっても便利な関数、IMPORTRANGE(インポートレンジ)関数について紹介します。
「複数のシートに散らばったデータをひとつにまとめたい」「他のファイルのデータを自動で取り込みたい」
そんなときに使えるのがこのIMPORTRANGE関数。
この記事では以下のことが学べます
・IMPORTRANGE関数とは?
・基本的な使い方
・よくあるエラーと対処法
・実務で使える活用例
・使用上の注意点やコツ
IMPORTRANGE関数とは?
IMPORTRANGE関数は、別のスプレッドシートからデータを読み込むことができる関数です。
たとえば、Aさんが作った売上表から、自分の管理シートに一部のデータだけを表示させたいときなどに使えます。
基本形はこれ!
=IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL", "シート名!範囲")
簡単にいうと、「別のスプレッドシートの〇〇という部分を、このシートに持ってきてね!」という命令をする関数です。
基本的な使い方
では、具体的にどう使うのか見ていきましょう。
1. 参照元のスプレッドシートのURLをコピー
まずは、取り込みたい元のスプレッドシートを開き、URLをコピーします。

2. 関数を入力する
次に、自分のスプレッドシートで関数を入力します。
=IMPORTRANGE("URL", "シート名!A1:D10")
この例では、「売上シート」のA1からH11の範囲を読み込んでいます。


3. 最初の読み込みだけ「アクセス権の許可」が必要
初めてそのシートにIMPORTRANGEを使うときは、「接続を許可しますか?」と聞かれます。「許可」をクリックすることで、データのインポートが可能になります。
許可をしないと、#REF! エラーが出るので注意!

他の関数と組み合わせて便利に活用!
QUERY関数
IMPORTRANGE関数とQUERY関数を組み合わせると、「条件を絞ったデータ取り込み」が可能になります。
たとえば、「売上が1,000以上の行だけ取り込みたい」というときは、以下のように書きます。
=QUERY(IMPORTRANGE("URL", "シート名!A1:H31"), "select * where E >= 1000", 1)
これで、より柔軟なデータ管理が可能になります!


VLOOKUP関数
IMPORTRANGE関数とVLOOKUP関数を組み合わせると、「別ファイルから指定したデータを持ってくること」が可能になります。
例えば5つの商品コードの商品名を取得したいときは、以下のように書きます。
=VLOOKUP(A2,IMPORTRANGE("URL", "シート名!A1:H31"), 3, false)


よくあるエラーと対処法
❌ #REF! エラー
→ 原因:アクセスの許可をしていない
→ 対処:関数を入力したセルをクリックして、「アクセスを許可」を押しましょう。
❌ #VALUE! エラー
→ 原因:URLや範囲指定が間違っている
→ 対処:URLが https://docs.google.com/spreadsheets/d/ から始まっているか、範囲が “シート名!A1:B10” のように正しく書かれているか確認!
実務での活用例画像2枚
✔️ 部署ごとの売上データを集約したい
営業部・マーケ部など、複数部署がそれぞれのシートに入力している売上データを、ひとつの集計シートでまとめて管理するのにぴったり。

売上集約シート

使用時の注意点・コツ
1. 読み取り専用であることを意識しよう
IMPORTRANGEで取り込んだデータは編集できません。
必要があれば、別の場所にコピーして使いましょう。
2. 読み込みが遅くなることがある
大きなデータ量や、IMPORTRANGEを多用しているとシートが重くなることも。
必要なデータだけに絞って読み込むのがポイントです。
3. セキュリティ面も忘れずに
誰でもアクセスできるシートを参照していると、情報漏洩のリスクも。
共有範囲や権限はしっかり設定しておきましょう。
まとめ
IMPORTRANGE関数は、別のスプレッドシートからデータを取り込める超便利な関数です。
本記事では以下のことを学びました
・IMPORTRANGEは「別のシートからデータを自動で取り込む関数」
・最初は「アクセスの許可」が必要
・編集はできないので注意
・大きすぎるデータや多用は避けよう
・QUERY関数と組み合わせるとさらに便利!
初心者でも簡単に使えるので、まずは小さなデータで試してみてくださいね。
初心者の方でも使いやすい関数なので、ぜひ日々の業務や勉強で活用してみてください♪
ご質問や「こんな場面で使える?」など気になることがあれば、お気軽にコメントやメッセージくださいね!
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それじゃまた他の記事でお会いしましょう
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